勉強する対象を絞り込む!
どんな教材が最適か?


前項で述べたことをもう一度確認しておきますね。

いきなり参考書をメインに勉強しては、いけませんよ。

試験は、問題というカタチで出題されます(当たり前!)。
じゃ、知識も問題というカタチで蓄積すればいいんです。

勉強や試験対策だけに限ったことでは、ありませんが、

何事も、実戦(本番)を想定して練習しなければいけません。
実戦(本番)で、使える形でマスターしないといけないのです。

スポーツだって同じですよね?

だったら、始めから、より本番に近い形で勉強したらいいんです。
本番に使えるカタチで知識を蓄えるには、参考書ではなく問題集の方がはるかにいいんです!

情報は、何であれ、使える形で蓄えなければなりません!



では、もっと深く考えてみましょう。

「より本番に近いカタチで、本番を想定して、本番に使えるカタチで!」ですよ。


まず、必要なのは、学習する対象を絞り込むことです。
これは、短期合格には、絶対に欠かせません!


より本番に近い形で知識を蓄えるなら、どんな問題を解けばいいですか?





そう!

過去問です!!他にありません!!!
(過去問の重要性は、もう耳がタコになるほど言いましたよね)

参考:過去問の利用法


どんな教材が最適かと質問されれば迷わず過去問しかないのです!


勘違いしている人が多いですが、試験勉強っていかに限定された対象を学習(マスター)するかがコツの一つなんです。

闇雲に全分野マスターすることが必勝じゃないです。
それが理想ですが、時間がないんですよね(笑)!?

もう一度思い出して下さい!
試験に出るのは、全体からすればせいぜい2割くらいです。

その二割を潰すのが最優先事項です。

そのためには、やはり過去問しかないでしょう!

試験を想定して、試験に近い形で知識を蓄えるのに、有効な学習書をあげてみます。



1.過去問 (模試)
2.予想問題集・大学別対策問題集
3.(限定されていない)一般の問題集
4.参考書
5.試験に関連する書籍
6.試験に関連する学者などの論文



という順でしょうか・・・・。

よって、勉強は、1から行うのが最適なんです。
実戦形式+予想問題ということで、模試は1と2の間くらいに位置します。

(一応言いますが、5と6は、論外です。完全に趣味の時間などに読むべきものです(笑)。
たまに、資格試験の山をはろうとして、読む人がいますが、時間の無駄ですね。)


どうですか?

逆からやってる人が、めちゃくちゃ多いんですが・・・・

多くの人は、4→1の順にやってません?

逆ですよ!

でないと、本番に近い形でない!

つまり、学習対象が広すぎるんです。短期合格を目指すなら、必ずからです!

過去問を最初に手をつけると、いきなり出題される2割が潰せます。
次に、予想問題集で、その2割+α(二割の周り)が潰せます。

一般の問題集をやるときには、どんな問題が本番によく出て、どんな問題が出ない、
そして、自分はどの問題が得意で不得意かも分かっていることでしょう。
普通なら、一から全部やるとこですが、やる問題も選ぶことが出来ますよね?

参考書は、いつも横において、辞書代わりに持っておくと安心です。


とは、言っても、難関資格になると、いきなり過去問からやっても・・・・ね・・・。

難関資格なら、予備校の入門講座などが不可欠になります。
それと平行して、過去問をやればいいんです。
(この辺は、自分でおおまかな計画を立てることをお勧めします)



短期合格において、重要なのは、学習対象を限定することです!
(もう分かった??いえ、何度でも言います(笑))

本当に試験に出るのは、全範囲のほんの一部なんです。

試験範囲が、100としたら、試験に実際にでるのは、20としましょう。
あなたが、しなければならないのは、この20を徹底的にマスターすることです。
他のところを20マスターするのとは、違いますよ!出るところを、です!

だから、上記のような教材選択が最適となります。

短期合格を目指す場合、こういうことを考えていると、当然捨てなければならない部分も出てくることがあります。
そのときは、もう割り切って下さい!
確率的に、出る可能性が高い問題を潰すのが最優先です!
だから、捨てることもあっていいと思います。
(もちろん、合格したらその後に精進して、勉強しなければなりません)



こういうと、それは、ただのヤマはって勉強してるだけ「賭け」と一緒じゃないかって言われるんですが、
全然違います!


ヤマはってるっていうより、出るところは、過去問みれば分かるんです(笑)。
だから、出るところを重点的に使える形で自分のものにしていくだけです。

多くの人は、限定された出る可能性の高い「20」の部分さえあやふやなんですから、
ここさえ潰しておけば、相当に他をリードできます。

「賭け」とは、全く違います。
純粋な勉強の方法論として、これが最短だと私は、思ってます。



でも、勉強してると、とりわけ参考書なんか読んでると、
自分が狭い分野(過去問)しか勉強してないことにとても強い不安を覚えます。

そこで、絶対に手を広げないことです!!


参考書なんか読んでると、試験範囲が膨大に思えてきます。
覚えることが次から次へと出てきて、やばいことになります(笑)。

グッと我慢して、余裕がないなら、今潰すべき範囲をマスターすることです。
余裕が出来れば、その周りをやればいいんです。

手を広げてしますと、全てがあやふやなまま(中代半端なまま)試験に突入です。
これだけは、免れて下さいよ〜!


手を広げるかどうかは、あなたが判断するしかありません。
ただ、そこで絞っていた学習対象を広げてしまって失敗するケースは、少なくないことも覚えておいて下さい。



(追記)

まだ、絞り込むということが分からない人は↓。

▲(補足)もう一度言う!勉強対象は絞り込め!